スタッフ
演出:岩佐智秋
音楽:宮本和幸
照明:三前貴志
衣装:スタジオMO
舞台進行:吉田英利
演出を終えて 岩佐智秋
浩三さんの公演を終えて、1ヶ月半になる。今はもう十月の「語り芸花舞台」のための立ち稽古に入っている。今更ながら、こんな読み手として力のない私がよく台本を纏め、演出などと大それたことをさせてもらったものだと思う。(ある意味、それは演出ではなかったのかも知れないが?)
自分一人ではかたちにならなかったものが、ひとつひとつ形になり出来上がっていく。今から思えば、頼りになるのは、私の周りにいるすべての人たちだったように思う。
多くの人の力を借り、本番は私がイメージしていた以上の出来映えになった。私自身の反省すべき点は色々あっても、あめんぼ座のメンバーはもちろんのこと、この作品に携わって下さったスタッフの皆さん、力を惜しまず協力してくれた伊勢の方々、皆さんのおかげでこんな素晴らしい舞台にしてもらえたことに、心から感謝している。
この作品を見るために、わざわざ遠く、豊橋市から橋本市から伊勢からたくさんの方々にお越しいただいた。公演の二日間は、数多くの観客の皆様に足を運んでもらい、その方々に少しでも浩三さんのことを知ってもらえたかと思うと、もう感無量である。
朗読を通して、自己表現が出来た喜びは、何にもまして代え難く、浩三さんの作品に出会えた偶然が、私に様々なことを考えさせ、その喜びに導いていってくれたように思う。今は、すべてのことに感謝している。 |