あめんぼ座の活動

御伽草子「浦島太郎」 川上弘美「離さない」



あらすじ

御伽草子『浦島太郎』
釣りあげた亀を逃がしてやった猟師浦島太郎は、海上を漂う小船から美しい姫を助けます。 その姫を送り届けた太郎はそのまま姫と夫婦になって幸せに暮らすのですが・・・・・・。 風土記にも、日本書紀にも見えるこの物語を室町時代の原典によってお届けします。

川上弘美『離さない』
私を階上に住むエノモトさんとは、コーヒー仲間。 ある日そのエノモトさんから奇妙な頼みごとをされた私。 その頼みごととは、なんと人魚!を預かることだったのです。 2005年4月に初演して美しい色彩と見事な構成で大好評だった舞台の再演です。

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出演

『浦島太郎』
西垣瑩子、柳沢佐和子、西野孝子、中原茂々代、泉谷聖子、南数美、藤田雅子、岩佐智秋

『離さない』
西垣瑩子、柳沢佐和子、南数美


スタッフ
演出:南数美(御伽草子『浦島太郎』)、柳沢佐和子(川上弘美『離さない』)
音楽:宮本和幸
照明:新田三郎
衣装:スタジオMO
チケットは大阪そごうホール、チケットぴあ、劇団事務所で扱っています。



御伽草子『浦島太郎』を演出して 南数美

昔話に興味を持って調べていたときに見つけた御伽草子の『浦島太郎』。 古文が苦手な私でも楽しむ読むことが出来、いつか公演したいと思っていた作品です。 古文を昔話のように気軽に楽しんで欲しいと思い、導入部分に特に気を遣いました。 幕開けは耳に優しいギターの生演奏とし、今に伝わる昔話の『浦島太郎』との違いを西垣瑩子の心地よいナレーションで解説します。 音楽も馴染み深い唱歌をアレンジしてもらいました。 そして子供に話すようなやさしい語りで本文に入ります。 衣装と照明で四季が同時に見られるという竜宮城のきらびやかな美を、得意の群読で竜宮城の美しさとラストの荘厳でめでたい感じを表現しました。
貧しい若者が「亀は万年」と亀を海に返してやったことからはじまる不思議な夢物語が古文の美しいリズムで聞き手の心にスーッと届いたら幸せです。

語り芸花舞台2005(エル大阪)での
劇団あめんぼ座宮部みゆき「送り提灯」は大好評でした。

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