あめんぼ座の活動

第97回公演は安吾のあの名作です。

坂口安吾「桜の森の満開の下」坂口三千代「闇市にて」

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チケット申し込みはあめんぼ座員または事務局まで。
あめんぼ座事務局 TEL:080-4028-2346FAX:06-4977-007
もしくはamenboza1973@yahoo.ne.jp

出演

柳沢佐和子 柏原圭子 西野孝子 泉谷聖子 南数美 川口雅子 真木美佐緒 山本郁美 鬼頭寿美子 森際いづみ

スタッフ

演出:菊川徳之助
証明:新田三郎
音響:照島佳宏
美術・衣装:秋本日砂衣
舞台監督:北尾利晴
制作:柳沢佐和子

アクセス

地下鉄・京阪「天満橋」下車、東へ約350m、
JR[大阪城北詰」下車、西へ550m

演出の言葉菊川徳之助

「桜の森の満開の下」を通って、みやしゃんせ。

「あめんぼ座」が、奇妙と言ったらよいか、奇怪な話の朗読をやることになった。これまでの上演には無かった作品かもしれない。その意味では、冒険をすることになったと言える。坂口安吾の「桜の森の満開の下」という作品である。奥さんの、坂口三千代さんの「クラクラ日記」という作品の中から一遍を、前座というと失礼だが、先に詠んでみることにしている。

桜の森の満開の<下>は、別世界のように、風がゴウゴウ鳴って、冷たく、怖ろしい空間ができるらしい。山に住む男(山賊)は、怖れを知らない男なのだが、桜の下だけは、怖ろしく思うようである。だが、男は桜のことは、未来に押しやり、美しい女に出会ってしまう。ところが、その美しい女は、山よりも都を好み、そこでいろんな人間の首を男に集めさせて<首遊び>をするという奇妙な行動をとる女であった。しかし、男は女のために一生懸命に努力し尽くす。だが、山に帰りたくなる男は、同時に桜の満開の下を思い出す。女を連れて山に帰る。途中、背中に背負っていた女を、重く感じ、首を絞められるような苦しさを味わったとき、女が鬼になっているのを見る。

「クラクラ日記」で三千代さんが書いている。「ふと、この『桜の森の満開の下』を思い出した。詩情溢れる幻想的なケンランたる大人のおとぎ噺。まるでカブキのようだ。けれども恐ろしい身の毛のよだつようなおはなしだ。うまく言えなくて残念だけれど、私がこんなに恐ろしく感じるのは、鬼というものがその正体であった女の姿がこわいのか、虚無とか孤独とかの正体が書いてあるのがこわいのか、どちらかよく分からなかった。でも、私はこの作品が大好きだ」とある。こんな言葉を感じながら、この作品の魅力に取りつかれて行きそうである。


演出家プロフィール

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演出家。元近畿大学舞台芸術専攻教授。日本演出者協会理事。関西朗読コンテスト・古典の日記念朗読コンテスト審査委員長。創造集団アノニムで演出・役者。「新派喜劇」と名乗る大衆演劇の座長であった父親の影響で子供の頃から演劇に親しむ。大学の演劇部に所属して、卒業後劇団の養成所で訓練を受け、仲間と劇団を創立するが五年で解散。その後、現場を退き演劇評論家へ。だが、創造現場が恋しくなり、演出家として再出発する。 実践(演出・役者)、評論、研究の三足の草鞋を履く。

朗読アラカルト2021春(大阪倶楽部四階大ホール)での
劇団あめんぼ座朗読アラカルト2021春は大好評でした。

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