あめんぼ座の活動

国登録有形文化財大阪倶楽部で、あめんぼ座の語りと朗読を聞いていただきました。

 

show202012-2.jpg

演目

第一部
 3月13日の夜(今江祥智)
 雛祭の頃(武田百合子)
 ママはしらなかったのよ(北原亜以子)

第二部
 或る母の物語(渡辺温)
 美神(三島由紀夫)
 十三夜(樋口一葉)


show202012-b.jpg


  • 出演

    柳沢佐和子
    柏原圭子
    西野孝子
    泉谷聖子
    南数美
    川口雅子
    真木美佐緒
    山本郁美
    鬼頭寿美子
    森際いづみ

  • show202012-c.jpg

「朗読アラカルト2021・春」を終えて柳沢佐和子

薄曇りの3月中旬、生憎午後からは小雨模様でしたが、まだ新型コロナ感染終息の見通しの不透明ななか、たくさんのお客様にお越しいただき、本当にありがとうございました。  大正末期に建てられた大阪倶楽部というレトロな空間で、語り・朗読の世界に浸りゆったり味わうことができたというお声が多く、ひとまず良かったと安堵しています。作品はバラエティに富んだものでしたが、第一部では三作品が各々戦前、戦中、戦後と昭和の時代を背景に描かれている、という統一感のようなものがあり、第二部は明治から昭和初期にかけての全く趣の異なる三作品ながら、語り手の持ち味が活かされて違和感なく落ち着いたムードで統一されていたように思います。照明や音響の操作もメンバーが交代で担当しました。
「朗読アラカルト」は、あめんぼ座公演での朗読劇とは違い、メンバー個人が語りたい作品を選び自己研鑽と自己プロデュースを兼ね、シンプルに朗読・語りを聴いて楽しんでいただくことを目指し、2006年秋に、浪花教会の礼拝堂で始め不定期に開催してきました。2020年は第97回公演を止む無く中止し、浪花教会も使えなくなり、「朗読アラカルト2020・秋」を新たに山本能楽堂で開催しました。能楽堂の雰囲気を活かすべく芥川作品を朗読劇風に上演し好評をいただきました。時節柄、定員数が少なく、お聴きいただけなかった方々がおられたのは残念でした。
これからも朗読の質の向上、広がりと深みを求め皆様に喜んでいただけるよう努力を続けていきたいと思っています。

地下鉄御堂筋線線・京阪本線「淀屋橋」駅9番、10番出口より徒歩5分。

朗読アラカルト2020秋(山本能楽堂)での
劇団あめんぼ座芥川龍之介「二人小町・藪の中」は大好評でした。

戻る

あめんぼ座の歩み
あめんぼ座の活動
あめんぼ座短信
朗読教室のお知らせ
ご意見箱
リンク