あめんぼ座の活動

人気作家のSF小説を朗読劇化しました!

津原泰水「五色の舟」

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出演
柳沢佐和子 柏原圭子 西野孝子 泉谷聖子 南数美 藤田雅子 真木美佐緒 鬼頭寿美子 山本郁美

演出:岩橋由莉
照明:新田三郎
衣装:秋本日砂衣
音響:中川佳子
宣伝美術:尾崎閑也
イラストレーション:中川 学v 記録:堀出恒夫 O.S.C.ビデオ
制作:柳沢佐和子

大丸心斎橋劇場までの案内図
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★大阪市営地下鉄より
御堂筋線心斎橋駅、長堀鶴見緑地線心斎橋駅より徒歩5分
公演を終えて:岩橋由莉
iwasaki.jpg「よい舞台とは表現とはなんだろうか」と日々自問自答しています。日頃ネット、メディア、生の舞台を見て、私が興味深く感じる表現とは、技術のうまい、へたによるものではないとつくづく思います。上手な歌やお芝居を見聞きしても、ちっとも心が動かないばかりか、「うまいのはわかったよ」とうんざりする時もありますし、下手な踊りや演技に感動してもっと見たいと感じるものもあるからです。先日ある雑誌で写真家が、「被写体が決めポーズの時には撮りたくない。できればそのちょっと前やポーズ直後の不安定な瞬間をとらえたい」と言っているのをとても共感を持って読みました。舞台でも「こんなふうに自分を見せたい!」とアピールしてるものをそのまま受け取る気恥ずかしさのようなものを感じることがあります。表現とは自分の中にある何らかのものを表に現す行為です。時に人は、表現する際、その表に現した側面以外のものも同時に意識しています。例えば、ドキドキしている自分、帰りたい自分、こんなことやっていいのかな~と思っている自分。それらを打ち消して舞台に立つ人もいればそれらの矛盾を抱えたまま人前で立っている人もいます。私が興味を引くのは、どちらかというと後者の方です。いろいろな矛盾を抱えたままそれらを引き受けて自問自答しながら人前に立つ。そんな姿に真実味を感じてしまうのです。矛盾を抱えたまま存在することが許される、そんな場を作ることが私にとっての表現の場の一つではないかと思っています。
伊丹公演2016(ラスタホール)での
劇団あめんぼ座中島敦「山月記」桂三枝「鯛」・「考える豚」は大好評でした。

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