あめんぼ座の活動

第92回公演は山本周五郎の時代物でした! 

山本周五郎「その木戸を通って」「おかよ」

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チケット取り扱い:大丸心斎橋劇場(10時~18時、窓口販売のみ、電話06-7711-7600) 
あめんぼ座事務局(電話0743-52-6507 牟礼)

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出演

柳沢佐和子 柏原圭子 西野孝子 泉谷聖子 南数美 藤田雅子 真木美佐緒 鬼頭寿美子 山本郁美

スタッフ
演出:菊川徳之助
音楽:福井秀彦
照明:新田三郎
衣装:秋本日砂衣
宣伝美術:尾崎閑也
イラストレーション:中川 学
記録:堀出恒夫・O.S.C.ビデオ
制作:柳沢佐和子
協力:矢野ゆみ子
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大丸心斎橋劇場までの案内図
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★大阪市営地下鉄より
御堂筋線心斎橋駅、長堀鶴見緑地線心斎橋駅より徒歩5分
 山本周五郎の作品が上演できて:菊川 徳之助(演出)

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山本周五郎の作品「その木戸を通って」と「おかよ」を上演することが出来た。が、山本周五郎の作品には、情愛と共に、どこかユーモアがある。朗読でユーモアを出すことは、なかなか困難である。ましてや、朗読で客席からの笑いを期待することは、ほとんど出来ない。だが、今回は、そのこと、つまり、客席からの、少しではあるが、笑いを期待することと、ユーモアを醸し出す作品にすることを目的にしてみた。何故か、と言えば、「あめんぼ座」の伝統を尊重しながら、新しいものを注入して見たいという以前からの望みがあったからだ。稽古中、やはりこの注文(望み)は贅沢なものであり、断念せざるを得ないと思うようになっていた。「あめんぼ座」の伝統でもある<群読>は、やはり、好いなと思いながら稽古を進めたが、一方、明るく、快適なテンポで、ユーモアを持って進めることが、なかなか出来ないでいた。本番一週間前には、ついに挫折を覚悟したのであるが、次の日、突如というのか、望んでいたことが、芽を出したのである。
 照明の的確な美しさ、衣裳の見事なコントラスト、語りを生かす音のリズム、これらが、あめんぼ座女優陣の語りとマッチして、舞台に確かな世界、そしてユーモアな世界を造っていった。
 「あめんぼ座」、四回目の演出で、半歩前進したような気がする。勿論、評価はお客様の判断を待たねばならないが。今は、自己満足的だが、いささか喜んでいるのである。


伊丹公演2015(ラスタホール)での
劇団あめんぼ座小泉八雲「耳なし芳一のはなし」 星 新一「いそっぷ村の繁栄」は大好評でした。

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