あめんぼ座の活動

樋口一葉の名作を原文で語りきりました。

樋口一葉「大つごもり」

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あらすじ
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金持ではあるが人遣いの荒い家に奉公するお峯は、たった一人の病気の伯父のために大晦日に主人に2円の借金を頼むが、聞き入れられず、途方に暮れてついに主の金に手をつけてしまう。犯した罪におののくお峯......。
演出
柳沢佐和子
出演
柳沢佐和子 柏原圭子 西野孝子 泉谷聖子 南数美 藤田雅子 岩佐智秋 真木美佐緒 久保田みぎわ
<演出を終えて>心に沁みる群読を       柳沢佐和子
11月の「語り芸花舞台2013」では、あめんぼ座は樋口一葉の「大つごもり」を原文のままで上演しました。無事に終わりまずまずの評判で安堵しています。ありがとうございました。

言葉が難しくてわかりにくかった、という声もあったようですが、一葉の文章のリズムのすばらしさ、教養に裏打ちされた言葉遣いの面白さ、など原文でなければ味わえない作品の魅力を伝えたかったのです。物語の筋は単純ですが、貧しい暮らしの中で

正直に健気に生きるお峯たちに注がれる一葉の温かい眼差しが感じられる作品です。

伝えたいのは物語の筋ではなく、一葉のまなざし、登場人物たちの真情だったのですが、終わってみて思うのは、無難に整った箱庭のような舞台だったのではないか、ということです。

作品の何を伝えたいのか。もっと柔軟に自由に、もっと大胆にもっと細やかに、そしてもっと深く表現するには、何が足りないのか、感情のうねりや情緒の襞を、どうしたら表現できるのか、悩みはつきません。
備考
語り芸花舞台は『上方芸能』編集部が朗読文化の振興を図って毎年秋に開催され、今年で13周年を迎える。今回は12回目はあめんぼ座の他に渡辺美佐子、井上恭子の両氏が出演。
第90回公演(大丸心斎橋劇場)での
劇団あめんぼ座ソホクレス、ハーゼンクレーヴァー、アヌイの作品によるギリシア悲劇「アンティゴネ」は大好評でした。

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