あめんぼ座の活動

あめんぼ座は創立40周年と第90回公演という節目を迎えました。

ソホクレス、ハーゼンクレーヴァー、アヌイの作品によるギリシア悲劇「アンティゴネ」

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大丸心斎橋劇場までの案内図
★大阪市営地下鉄より
御堂筋線心斎橋駅、長堀鶴見緑地線心斎橋駅より徒歩5分
あらすじ
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(古代ギリシャの都市テバイの王家に生れたオイディプスは、父を殺し母を妻として、一家の破滅をもたらす、という神託を受けて赤児の時に捨てられた。成人後父とは知らず傲岸な老人を殺し、怪物スフィンクスを退治してテバイの王となり、先王の妃、すなわち母を娶り、ポリュネイケス、エテオクレス、アンティゴネ、イスメネをもうけた。 預言者テイレシアスは先王を殺した者は王自身であるとつげ、オイディプスは自分の素姓を知る。夫が我が子であったと知った妃は自ら縊れて死に、我が目をくりぬいたオイディプスは、ポリュネイケスとエテオクレスが交互にテバイの王となるように命じ、アンティゴネとともに乞食となって放浪の旅に出る。オイディプス死後、アンティゴネは兄ふたりの争いを止めようとしてテバイに戻るが、ポリュネイケスはエテオクレスに追われ、アルゴス王の婿となり、7将のひとりとしてテバイの7つの門を攻める。ポリュネイケスとエテオクレスの一騎打ちは相討ちとなり、激戦の結果アルゴス軍は敗走した。その結果妃の弟クレオンがテバイの王位を継承した。)

クレオンはアルゴス人の葬礼を禁止し、ポリュネイケスの葬礼をも堅く禁じた。アンティゴネはその禁を犯して兄を埋葬したので、クレオンの怒りをかい、息子でアンティゴネの許婚ハイモンの懇願も空しくクレオンはアンティゴネを生きながら埋葬する。しかし預言者テイレシアスの助言でアンティゴネを許そうとしたときには、すでに彼女は首を括り、ハイモンも自刃していた。更にそれを知ったハイモンの母であるクレオンの妻も自害する。
出演
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アンティゴネ 南 数美 藤田雅子
クレオン 泉谷聖子 西野孝子 久保田みぎわ 柳沢佐和子
イスメネ 岩佐智秋
ハイモン 真木美佐緒
エウリュディケ 岩佐智秋
テイレシアス 久保田みぎわ
使者 西野孝子
番兵 柏原圭子
コロス 全員

演出・構成:菊川徳之助
照明:新田三郎
衣装:秋本日砂衣
音楽:菊若啓州
宣伝美術:尾崎閑也
イラスト:奈路道程
記録:堀出恒夫
ビデオ:O.S.C.ビデオ
製作:柳沢佐和子
製作助手:牟礼美栄子
プロンプター:矢野ゆみ子
「アンティゴネ」――格調高い舞台を念願した・・・・・ 菊川 徳之助(演出者)
enshutu.jpg  「あめんぼ座」の<ソロ>と<群読>は、魅力あるものであり、劇団の看板でもある。一人語りの確かさと美しさ。全員が揃って見事な合唱。そんなソロと群読を生かそうと今回は、ギリシア悲劇を選んだ。昨年の「苦労判官大変記」では、全員が義経と弁慶を交代で演じる構成にした。それがお客さまに好感を持たれたようだ。「苦労判官大変記」には、ユーモアがあって楽しんでいただけたが、今回は、ギリシア悲劇のソロと群読で、緊迫感を持った舞台にできないかと、一種のカケのようなことをした。クレオン王を四人で演じたり、アンティゴネを二人の演者で演じてもらうといった方法はとったが、大きくは、「あめんぼ座」のみんなさんが一つになって、ギリシア悲劇に挑戦することであった。コロスの合唱は、シーン毎違うテンポやリズムや音色などに工夫してもらった。苦労されたようである。が、舞台では、さすが・・・と言えた。最初の稽古で、「苦労判官大変記」ではお客さまに、楽しんでいただけて満足したが、「アンティゴネ」は、楽しんでいただくだけの舞台ではダメだと告げた。感動していただく、質の高い舞台成果であらねばならぬと。「あめんぼ座」のみなさんに緊張が走った気がした。これは好い光景だった。  上演台本は、自分の机の前に、七人の作者の「アンティゴネ」を置いて、構成していった。ソホクレス(ギリシア)とアヌイ(フランス)では、クレオンの扱い方が随分違う。ハーゼンクレーヴァー(ドイツ)では、戦争が色濃く扱われる。そしてギリシア劇では、扱われなかった<恋愛>も描かれている。三人(ソホクレス、ハーゼンクレーヴァー、アヌイ)の作家で構成台本をつくることにした。ブレヒトの「アンティゴネ」にも未練があったが断念して次に進んだ。出来あがると、稽古に弾みがついて、全員の挑戦が始まった。終わった今は、好評をいただき、あめんぼ座四〇周年記念のお祝いをできたことを喜んでいる。
伊丹公演2013(ラスタホール(伊丹市立生涯学習センター))での
劇団あめんぼ座森鷗外作「高瀬舟」東海林さだお作「まるかじり」は大好評でした。

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