あめんぼ座の活動

☆第89回あめんぼ座公演は、演出に菊川徳之助氏を迎えて新機軸に挑みました。

清水義範原作、菊川徳之助構成・演出「苦労判官大変記」

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あらすじ


京の五条の橋の上。対峙する白面の貴公子と、僧形の大男。ご存じ牛若丸と弁慶の出会 いの場面ですが、このキャラが通説とは逆だったとしたら? 今まで謎だったこと がストンと腑に落ちるびっくりの筋立て。あの勧進帳を朗読版で演じる間狂言とあわせ てお送りします。
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大丸心斎橋劇場までの案内図
★大阪市営地下鉄より
御堂筋線心斎橋駅、長堀鶴見緑地線心斎橋駅より徒歩5分
出演
柳沢佐和子・柏原圭子・西野孝子・泉谷聖子・南数美・藤田雅子・岩佐智秋・真木美佐緒・久保田みぎわ
演出
菊川徳之助
照明
新田三郎
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音響
照島佳宏
衣装
秋本日砂衣
「苦労判官大変記」の演出を終えて:菊川 徳之助(きくかわ とくのすけ)
enshutu.jpg *演出家
*日本演劇学会副会長・理事 
*日本演出者協会理事、関西ブロック代表
*創造集団アノニム代表・演出・役者
*関西朗読コンテスト審査委員長
*古典の日記念朗読コンテスト審査委員
*元近畿大学舞台芸術専攻教授

実力も歴史もある「あめんぼ座」の演出に携われた。長年培われた伝統に、 挑戦してみよう(少しだが)と思ったのだが、見事に敗退したと感じている。 そもそも、伝統に挑戦などという根性がよくなかったと、終ってみて感じた。 伝統が出来ていることは、素晴らしいことであり、その好さは、むしろ伸ばし て行くものであろう。「あめんぼ座」の<群読>は、素晴らしい。あれだけ複 数の人間が同じ言葉をそろえて、美しく言う(発音する)ことは、至難の業で ある。そう簡単に、誰にでも、出来るものではない。「あめんぼ座」女優陣の 素晴らしさであろう。ただ、私が求めたものは、「端的に適確に朗読文が表現 されるのは、素敵であるが、状態が美しく描かれるのみではなく、状態が動く というのか、状態が動態として表現されるというのか、動きが欲しいというの か、心が動く言葉のリズム、内容が欲しくなる。もっともそのようなことが全 くないというのではない。求める場所に、こちらが、的確に指摘できる力業が 不足していると思える」というようなことを「朗読・語りのひろば」(4号) の中に、書き挟んで記したのだが、勿論「あめんぼ」女優陣は、私の言葉によ く耳を傾けてくれたし、幾つかのことを実現もしてくれた。ただ、伝統という ものは、女優陣の意識を超えて存在していたと言えようか。今回は、苦しか ったが、楽しい作業でもあった。朗読劇の演出が、まだ二度目に過ぎないとい う私の浅さからか、朗読劇の好さを理解できていないのである。その一つの表 われか・・・朗読者の身体が、役者とは違うという発見であった。当たり前と 言えば当たり前のことなのであるが、朗読は、立って読む、動く必要はない。 芝居のせりふの受け渡しとは違う。私は今回「あめんぼ座」女優陣を無理に動 かそうとした。そのことを深く反省しているが、一方、心の底には、朗読者も 少しは動く身体を持ってもよいではないか、とも想っている。朗読劇において も、言語の表現と身体の動きに、再び挑戦したいものだ。
伊丹公演2012(ラスタホール)での
劇団あめんぼ座宮沢賢治作「なめとこ山の熊」佐藤愛子「今はむかしのこんなこと」は大好評でした。

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