あめんぼ座の活動

中島敦「文字禍」村上春樹「かえるくん、東京を救う」/岩橋由莉演出



あらすじ

文字禍
古代アッシリヤの宮廷に妙な噂があった。毎夜図書館の闇のなかで怪しい話声がするという。文字あるいは書物共の霊ではないかと考えた大王は老博士にその探究を命じる。文字の霊というものが果たしてあるものかどうか。災厄が博士を襲う......

かえるくん、東京を救う
音痴で、ちびで、近眼で、運動神経はゼロで、扁平足で、はげで、口下手で、糖尿病の気さえある40歳の片桐の部屋を、ある夜巨大な蛙が訪れた!蛙は片桐に思いも掛けぬ協力を依頼する。さてその依頼とは......


☆地下鉄「なんば」、近鉄・南海・JR「難波」

高島屋1階の北端から、南海通に入る。1つめの四つ角を右折し、道具屋筋商店街を目指す。同商店街手前の右側、滝のあるビルがワッハ上方

 地下街なんばウォークのウォーターパークから南側の地上に出て、千日前筋を南下。道具屋筋商店街を目指す。同商店街手前の右側、滝のあるビルがワッハ上方





製作:柳沢佐和子
照明:不破美生(光工房)
音響:宮本和幸
衣装:秋本日砂衣

出演:西垣瑩子 柳沢佐和子 柏原圭子 西野孝子 中原茂々代 泉谷聖子 南数美 藤田雅子 岩佐智秋 

演出を終えて

岩橋由莉

プロフィール
表現教育実践家(ドラマスペシャリスト)
玉川大学や劇団ひまわりなどの講師を経て、演劇的手法を用いてコミュニケーションを体験していく「ドラマ」をベースに「コミュニケーション・アーツ」として日本人向けのプログラムを独自に開発する。
身体、声などを用いユニークで楽しい五感を使うワークショップを乳幼児から高齢者までを対象に全国で展開する。朗読劇グループことの葉主宰。

朗読劇は普通のお芝居に近いものから、朗読に近いものまで、様々なバリエーションを持つ、見て楽しむお話しの世界です。そして、作者の世界を、役者の肉体を通して具象化していくのが醍醐味です。それは自分の生きてきた経験値を総動員させて行わねばなりません。

「文字禍」では、メソポタミア時代の出来事を、「かえるくん~」では、かえるくんと平凡な中年男性、片桐さんとの白日夢のような日々を、あめんぼ座の皆さんの声と肉体を通して息づくことができました。

 お芝居とはライブそのもの。常に進化し続けます。今回の3回公演でも例外ではありませんでした。観客の皆さんの反応によって、役者たちは柔軟にどんどん変化して行きました。とても素敵でした。

そしてそこに色を添えてくださった照明、衣装、音楽のスタッフの方々にも感謝です。

また、どこかで、みなさんとご一緒できる機会があればと願っています。

ありがとうございました


伊丹公演2007(ラスタホール)での
劇団あめんぼ座森瑶子「東京発千夜一夜」/松本清張作「張込み」は大好評でした。

戻る

あめんぼ座の歩み
あめんぼ座の活動
あめんぼ座短信
朗読教室のお知らせ
ご意見箱
リンク