あめんぼ座の活動

森瑶子「東京発千夜一夜」/松本清張作「張込み」



あらすじ

強盗殺人犯、石井の行方を追って、柚木刑事は一人九州のS市に赴く。石井の昔の恋人で、今は三人の子持ちの男に嫁ぎ、つましく暮すさだ子は、情熱のかけらも感じさせない女だった。判で押したような単調な彼女の日常を、柚木刑事は自分の直感を信じてひたすら張り込む。 五日目の朝、さだ子にかすかな変化が・・・。


★阪急伊丹駅より、
伊丹市バス系統〈37〉阪急塚口行「稲野町8丁目」
下車徒歩1分 

★阪急神戸線塚口駅北側出口より
伊丹市バス系統〈37〉、〈40〉三師
団交通局前行




出演

西垣瑩子 柳沢佐和子 柏原圭子 西野孝子 中原茂々代 泉谷聖子 南数美 岩佐智秋


「張込み」伊丹公演を終えて
柳沢佐和子


このたびラスタホールのお招きで、初めて伊丹のお客様にあめんぼ座の朗読劇公演を見ていただきました。喜んでいただけたようで、私たちも嬉しかったです。また、あめんぼ座メンバーの個性がぴったりはまった作品「張込み」を再演する機会を与えていただいたことに、感謝しています。

今回は二部構成で、一部は森遙子の短編集「東京発千夜一夜」から、ブラックユーモアとアイロニー漂う4編を読みました。ちょっと毒の効いたショートストーリーでしたが、見事お客さんの笑いも取って、会場の雰囲気も一気に和んだようでした。最初の「嫁と姑と」では、西垣のお茶目な姑ぶりと岩佐智秋の皮肉屋の嫁とのやり取りは、稽古中から演技とは思えない面白さでした。続いて中原茂々代の「無口な夫」、柳沢佐和子の「すれ違った男」、最後はベニーグッドマンの「メモリーズ・オブ・ユー」の緩やかなジャズの流れにのって南数美が「魔法の効力」をやさしく語りました。



語り芸華舞台2006(エル大阪)での
劇団あめんぼ座松本清張作/柳沢佐和子演出「張込み」 は大好評でした。

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