あめんぼ座の活動

☆第11回語り芸花舞台に10回目の出演でした。

宮沢賢治作「なめとこ山の熊」

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あらすじ

「なめとこ山の熊」

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なめとこ山の熊の胆は名高い。熊捕りの名人・小十郎は山刀と大きな鉄砲を持ち、なめとこ山を縦横に歩く。熊たちはそんな小十郎に敬意を抱いて木の上から眺めている。小十郎も熊が自分をめがけてかかってくると、ズドンとやるが、そのあとにこう語りかけるのだ。「熊、おれはてめえを憎くて殺したのでねえ。おれも商売ならてめえを射たなけあならねえ。
この次には熊なんぞうまれなよ」。熊の言葉さえわかってしまう熊捕りの名人と熊たちとの不思議な交歓を描いた物語。
出演
柳沢佐和子・中原茂々代・西野孝子・泉谷聖子・南数美・藤田雅子・岩佐智秋・真木美佐緒・久保田みぎわ
演出
西野孝子
演出の言葉:西野孝子
宮澤賢治の作品を読んでいると"なんのことだかわけのわからないところもある"のですが、しまいにはケンジの世界に引き込まれていて、なぜか心が暖かくなっているのを感じます。
自然や色や音や生き物たちをケンジ独特の表現で私達に教えてくれます。
今回の「なめとこ山の熊」ではそこのところを丁寧に群読でお伝えするつもりです。
熊捕りの名人淵沢小十郎と熊との間の何かしら窺うことのできる生きる為の絆、自然の中で犯してはならない見えない約束事、流れに逆らわない生き方。
深みのある心にしみる語りに期待していただきたく思います。
いまだからこそ、東北の人賢治の言葉が私達にすきとったものを与えてくれ、忘れてしまった謙虚さ、思慮深さ、思いやりが再び戻ってくると信じて......。
備考
語り芸花舞台は『上方芸能』編集部が朗読文化の振興を図って毎年秋に開催され、今年で11周年を迎える。今回は10回目の出演をするあめんぼ座の外に藤村志保氏(レオ・パスカーリア作「葉っぱのフレディ」)、鈴木美智子氏(山崎陽子作「おぼろ月夜」)が出演
No.88(大丸心斎橋劇場)での
劇団あめんぼ座重松 清作「カーネーション」 清水邦夫作「楽屋」 は大好評でした。

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