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地下鉄谷町線、京阪電車「天満橋」
出口、西へ300m
「永遠なる与謝野晶子」
徳丸勝博 脚本 柳沢佐和子 構成

歌人・与謝野鉄幹をめぐって、山川登美子と激しく恋の火花を散らした若き日の晶子。 やがて鉄幹と結婚、女流歌人の第一人者として、妻として母としてたくましく生きていく晶子。 日露戦争に招集された弟の生還を願って詠んだ<君死にたまふことなかれ>に対する激しい批判に、毅然として立ち向かう晶子。 鉄幹を外遊させ、自らも夫を追って巴里へ行く晶子───。 詩や短歌を軸にドラマを織り交ぜ、晶子の一生を語りました。

この戯曲は故徳丸勝博氏があめんぼ座のために書き下ろしたもので、以来何度 も舞台にかけてきましたが、そのたびに新しい発見がありました。今年は日露戦 争開戦100年ということや、自衛隊の海外派遣もあってますます君死に給うこ となかれ、と歌った晶子の時代を見通す眼を再認識しつつ、舞台に立ちました。 そういう気迫も客席に伝わってか、大変好評でした。終演後の反省会を兼ねた打 ち上げでも雑誌『上方芸能』主幹の木津川計氏からも特に群読についてお誉めを 頂きました。しかしこの作品はもっともっと完成させていくことができると私達 は思っています。今後をさらにご期待下さい。


出演者

西垣瑩子(晶子1)

柳沢佐和子(晶子2)

泉谷聖子(鉄幹)

藤田雅子(山川登美子)

中原茂々代(語りA)

西野孝子(語りB・大町桂月)

南数美(語りC・瀧野)


備考

「語り芸花舞台」は芸能の専門雑誌「上方芸能」と財団法人大阪労働協会が主催する年1回の語り芸のイベント。 2001年に開始されて今年で4回目を迎える。関西から発信するイベントとして定着し、注目を集めている。 あめんぼ座は第1回に「耳なし芳一のはなし」、第2回目に「高瀬舟」を上演し、今年で3回目。 今年は東京の寺田路恵氏の「にごりえ」、大阪の花邑てん氏の「おたよの恋」とともに、つよく生きるおんな像を競演する。




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